今回の稽古では、「空手は“気”である」と宇城先生はおっしゃいました。先生に気を通して戴くと、参加者全員、自分自身では到底出来るはずのないことが可能になり、技を掛けた本人が驚き、そして自分の可能性を感じ、自信、希望が湧き出て“やる気”がでます。しかし、本当は、潜在的に皆が持っている能力だと、先生はおっしゃいます。頭で考えたり、心が閉じて素直でなかったりすることで、その潜在能力を発揮出来なくしています。
今回、特に驚いたのは、一人が床に仰向けに大の字になり、その両手両脚、胴体、両肩を7人で真剣に押さえられたのを、先生に気を通してもらうことで跳ね除けたことです。参加者全員、驚嘆の声を発しました。
懇親会の席でも貴重なお話を聞かせて戴き、参加者に先生のお心が写っていくのを感じました。先生との技の距離は離れる一方ですが、心の距離は少しずつ近づいているようです。
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