平成27年4月12日(日)、創心館空手道実践塾三重支部・星合道場において、審査委員長に榎本麻子師範(実践塾塾長・創心館空手道最高師範 宇城憲治先生 ご長女)をお迎えして、第11回創心館空手道実践塾三重支部・少年審査会を開催いたしました。
ピーンと張りつめた空気の中、子供たちはのびのびと、しかし集中力を発揮しながら基本、型、組み手と審査科目をこなして行きました。ほぼ全員が、前日までの稽古の時とは見違えるような動きで、ふだん指導者として一緒に稽古に励む私自身が目を見張らされました。
子供たちの(人間の)潜在能力は無限だと、いつも宇城先生には教わっておりますが、実際、子供たちの動きを目の当たりにすると感動致します。
審査会終了後、榎本麻子師範にご指導いただき、師範によって長所を引き出された子供たちの動きは益々冴え、
自信に満ちた笑顔を輝かせていました。見学をしていた父兄、一般の塾生、皆、子供たちの心が映り、希望に満ちた顔になっていたように感じました。
教育の本当の意味は「教え育む」ではなく、エデュケーションと云う英語の原語ラテン語で「引き出す」と云う意味だと宇城先生に教えていただきました。
だから「教えてはいけない、本物、良いものを見せたら良い」と云われておりました。もともと子供たちの中にある能力を引き出してやるのが、指導者、教育者の役目だとも教えていただきました。指導者はその事を自覚し、常に「本物」だけを見せるよう自己のレベルアップを怠ってはならないと思います。
また、麻子師範からは「子供の邪魔をしない事に真剣になるように」と教えていただきました。
やっと、私にも、宇城先生のご指導の意味の一端が解りかけてきたように思います。創心館空手(宇城空手)を学ぶ意味を感じさせていただきました。子供たちを審査いただき、その潜在能力を引き出して下さった榎本麻子師範、またこのような機会を与えて下さった宇城先生には、心から感謝申し上げます。
ありがとうございます。
審査会・講習会が終わった後は父兄、塾生、塾生のご家族と一緒に榎本麻子師範を囲んで懇親会を行い、明るく心を開く事が出来た有意義な時間をいただきました。
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