『子どもにできて 大人にできないこと ≪子どもの持つエネルギー≫』 (宇城憲治先生著) (2011年3月発刊)

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2011年3月、 「人間の潜在能力シリーズ第4弾」 『子どもにできて 大人にできないこと』 (宇城憲治先生著)、 が発刊されました。

「子どもにできて 大人にできない」と言うことは、子どもが成長して大人になる過程で、人間として本来持っているはずの能力を失っている、あるいは出なくさせられている結果であることがわかりやすく書かれています。

それは、 謙虚さを失くし横着になった大人たち(私も含めて)による躾であり教育であること 、が良くわかります。

子どもたちの無限の潜在能力を奪わずに素直に育てることは、我々大人の責任です。そのためには、 まず大人が、親が変化しなければなりません。ここが一番大事なポイント だと思います。この本には DVD付属 しており映像によっても理解を深めることが出来ます。 御父兄方、教育者の方には絶対に読んでいただきたい本です。

*詳しくは、どう出版のホームページをご覧ください。 >>どう出版のホームページはこちら

(以下に順次 この本の感想文を載せて参ります。)

子どもに出来て 大人にできないこと 】 感想
子どもと接するとその明るさ、元気のよさにいつもこちらが元気をもらっている感じでした。子供の持つ力にこんな意味があり、だからこそ力をもらっていた事に改めて感動しました。子どもの持つエネルギーはまさに計り知れない。自然に一番近い存在であるがゆえに心が純粋であり生命の強さを教えてくれます。人間の持っている本当の強さ、力が何であるかを教えていただきました。しかし元々完成形であった子どもが大人になるにつれて変わっていくのが嘆かわしく思えます。自分を振り返りみてみると、知識が優先し、頭の命令から行動しスポーツで身体を鍛え部分体になり、傲慢になっていたことに気づかされました。身体が先であり、統一体が自然である完成形の子どもから殆どの大人が真逆になっている事がこの本から分かります。子どもの持つその力を継続させていくには我々大人がもっと真心を知り、深さを知り、謙虚になり行動で示す事が大切な事だと思います。そして今こそ我々大人も教育もそのあり方を考え、変化しなければならないと思います。
(T.Y  三重実践塾生 )
子供にはすごい力があり、大人は子供からその力をいただいているのだとわかりました。このようなすごい力が大人になるとなくなってしまうのは、点数を取ることやスポーツに勝つことばかりを目指す考え方になってしまい、不自然な状態になってしまうからだとわかりました。私もそのような気持ちで、日常では家族や友人に理屈で言い負かすことばかり言ってしまったり、仕事では勝ち負けにこだわるようなやり方をしていました。今後は自分の修行のため、相手のためということを基準にして行動するよう心掛けます。
多くの大人が『子供の持つエネルギー』のことを気付くべきであると強く感じました。あと、「生かされている時間を、止めずに生きる」という言葉がありましたが、私は悩み事や問題に直面した時、いつも止まってしまいます。そして、余計に苦しくなってしまいます。気持ちや行動を止めずに先へ先へと動くべきだと気付きをいただきました。書籍だけでなくDVDを作成していただいたことで、理解力の乏しい私でも非常にわかりやすかったです。
(A.Y 三重実践塾生)
年月を得れば、成長するべきであるが悪しき考えにとらわれていれば益々退化する。鍛えれば強くなるべきであるが人間の身体を物質化して益々弱くなる。頭脳・頭の判断が最優先であるという現在の価値基準に異を唱え頭脳・頭は身体の一部にすぎないという事をあらためて認識をしっかり持たなければいけません。そして生まれながらに持っていた力を、筋力でなく60兆の細胞を動かし取り戻さなければならないと強く感じました。
(Y.H 三重実践塾生)
『子どもにできて大人にできないこと』を読んで、今まで自分を成長させるためと考え頭の中に知識を詰め込んだり、筋トレを行ったりして統一体を部分体にしていたこと改め、本来の人間の力を引き出せるよう心を大切に精進してまいりたいと思いました。
(T・M 三重実践塾生)
これまで自分自身が、生かされているということを感じたことがなかったのですが、この本を読み、人間は地球の産物であり、とても神秘的なもので、今の自分が、そういったことを無視して生きているということを思い、もう一度、生き方を見直して横着をしないよう、気を付けなければならないと思いました。
(O.I 三重実践塾生)
人間は大人になるにつれて能力が低下して行く。嘘を言うと身体が弱くなる。又筋トレをすると身体は弱くなる。今まで、私は子供たちに何をしてきたのかと恥ずかしくなりました。大人と子供の時間に大きな差があり、子供の時間は「今」という時間の少し未来側にある。子供との会話で時々戸惑ってしまうのはそのせいかも知れません。多くの人が現状に留まる要因は、その瞬間しかものを見ていないから、見ようとしないから。時間連鎖を持って生きることが大切と言われました。大変難しい教えですがこれから模索して行きます。日頃の先生の教えが本書で繋がって参りました。拝読させて頂き有難う御座いました。
(H.K 三重実践塾生)
現在の生活環境や教育システムを変えるのはすぐには難しいでしょうが、子供の持つ人間の本来の力を壊すことなく伸ばすためには、われわれ大人がまず変わらなければならないと思いました。子供からは大きなエネルギーをもらっているということと、それとともに、本質的な部分においてわれわれ大人は実は子供に教わらなければならない立場であるということ、その事を忘れず感謝の気持ちで子供に接するべきだと思いました。
(Y.M 三重実践塾生)
知識優先社会、部分体社会な現在(今)だと、「子どもにできて大人にできないこと」を読み、改めてそう思いました。決して子どもが凄いのではなく、元々我々も本来持っているはずであろう身体は、現在の、頭は頭、胸は胸、腕は腕、という部分体での教育によりバラバラな物となってしまい、本来持っていたであろう素直な気持ちや、全体ありきという行動を消してしまっていると思いました。私自身、日常を見直してみると、そういった事柄が沢山拾い上げる事ができます。著書を読み、そして付録であるDVDを見、今我々に必要とされる教育は、『真心教育』であると確信しました。真心で身体を動かす、表現が的確であるかどうかわかりませんが、真心を鍛える必要が、我々に今最も必要であると感じました。偽りの無い、誠意のこもった行動、そこから来る身体の動きは自然であり、息詰まる事の無い自然体だと自分の中で学び、そしてそういった学びを身体を通した稽古を、宇城憲治先生から学ばせて頂いているんだと、改め、素直に嬉しく思いました。真心ある行動を軸とし、我が子供達に私の背中が広く伝わる様、日々稽古に打ち込んで行こうと思います。
(Y.O 三重実践塾生)

 

 

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