季刊 『道』 No.169 夏号 (2011年7月)
国民無視の政治、真実を伝えぬマスコミ、東日本大震災の復興も進まぬ中、止まらぬ円高、緊張の高まる外交と日本を取り巻く状況は日増しに厳しいものになっています。 もはや政治家(政治屋)や国に頼るだけではどうにもならないと思います。 私たちの師・宇城憲治先生は『重要なことは全て自分の判断力にあります。すなわち、ぶれない芯をもっているかどうかです。 ぶれない芯とは、長い歴史、深い文化、また素晴らしい先人を師とした哲学や生き方根源に持っているかどうかです。』とおっしゃいます。 季刊『道』に登場する方たちは、皆さんご自身の信念に基づいて行動されている方々です。私たちも『道』を通してその方たちの生き方に触れ、自分自身の中に「ぶれない芯」を持てるようにしなければと思います。ぶれない芯を持った人間が増える事が日本を変えるエネルギーになると信じています。日本人の中には本来そういったDNAが存在するのですから。
※以下に季刊『道』 169 夏号を読まれた方の感想を掲載致します
毎回楽しみに読まして頂いています。 古賀淳也選手と宇城先生の対談は実際に指導をされた先生と指導を受けた者の本音のトークが聞け、オリンピックの金メダリストという結果を残し、自分を変え謙虚に指導を受けその時の気持ち、感性にやはり人並みでない気迫を感じます。又古賀選手を通してスポーツと武術の違いを示して頂き武術の次元の高さを感じました。特に宇城先生の若き日の論文は凄いとしか言いようがありません。競技空手と武術空手の狭間にて30年も前からその武道論から基本、型の練習方法の認識を確立されていたと思うと、その気づき、洞察力にて武術空手の本質を見出していた事に感動を覚え、何度も読み返していました。 今回も近藤先生をはじめ、山本加津子さんや藤野圭江さんそしてジョン・ブーレイさんなど皆さんの心意気の強さが共通していると思います。行動力となる原動が自分のためでなく、国に対する怒り、自然に対する感謝、地球への優しさ、仲間への愛・・・そして大切なものは守る。 『道』を読む事で、今失われている日本人の誇りや大切なものを取り戻すようにと促されます。 (T,Y土地家屋調査士)
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