季刊 『道』 No.170 秋 (2011年10月)

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10月 20日 季刊 『道』 bP70 秋号が発刊されました。




東日本大震災により東京電力福島第1原子力発電所の原子炉事故の大惨事から7カ月。本当の核の恐ろしさ、被爆の恐ろしさ、政府もマスコミも真実を伝えようとはしません。
人命より金儲けを優先させた、一部の人間の欲の為、日本しいては人類の危機が目前に確実に迫っています。

日本には現在54基の原子力発電所があります。また、日本は唯一の被爆国にも拘わらず、二度の悲惨な出来事を経験して、何故、まだ原発推進なのか、
また、内部被爆の恐ろしい事実を、自らも広島で被爆し65年間被爆者と向き合ってこられた医師・肥田舜太郎先生とUK実践塾塾長・宇城先生の対談を通して、マスコミも語ろうとしない真実をそこに見る事が出来ます。知らない事の恐ろしさを知る事が出来ます。

   宇城憲治塾長はおっしゃいます 「すべては自分自身の判断にある」 と。

そのためには真実を知り、そこから目をそらさず向き合う覚悟が求められると思います。
宇城塾長のおっしゃる「一人革命」はそこから始まり、それが日本再生に繋がるとの思いがますます強くなります。


※以下に季刊 『道』 170 秋号を読まれた方の感想を掲載致します


今回の対談の肥田舜太郎氏は、医師であると同時に、広島に落とされた原爆により自らも被爆し、その体験から被爆者の救援・治療を続けてこられ、94歳の現在も内部被爆の脅威を訴え続けておられます。

原爆投下後、放射能による後遺症で亡くなる人や悩まされ続けている人がたくさんいたにも関わらず、アメリカや日本政府は、その事実を否定し隠蔽し続けてきたということ。現在に至ってもその体質は変わらず、国民の安全よりもお金が大事な一部の人間たちが、唯一の被爆国であり国土の狭い日本に、54基もの原発を作ったのだという現実を知り、ショックでしたが受け止めなければいけないと思いました。

無知では戦えない、弱くては守れない、一人ひとりが強くなり立ち上がらなければいけない時期に来ていると、この記事を読んで強く思いました。

(T,W 神官)


今月号の「道」を読んで私は目の覚める思いがしました。これまでの報道やテレビ番組を見て、未だ復旧復興は進んでいないものの少しずつ良くなっている、きっと除染が進んでいけば元のように戻るという考えを持っていましたが、そこには目を閉ざし、耳をふさいで真実から目を反らしている自分に気がつきました。

「道」を読んで福島や被災者のおかれている現実を知りました。 しかし真実を見抜く目をもっていれば悪い情報と真実の違いに気がついたと思います。

もし自分が内部被曝をして苦しむことになったら。福島の人たちはすでに取り込んでしまった放射性物質によって内部被曝の恐怖に怯えている。自分にもう少し他人を思う心があれば、きっと、もっと行動できたと思います。いま自分を変えるために行動を起こすこと、それが必要です。

(N,I 電装会社勤務)

人々の生活で原子力という物が諸刃の剣以上の危険性を持った凶悪な怪物で在った事を肥田先生と宇城先生との対談で知り、今さらながら恥ずかしながらも放射線の本当の脅威を知り背筋がゾッとしました。

国同士の暗黙の了解と化した、触れてはならない狭間を、自ら被爆者でありながら、命を掛けた肥田先生の行動には心から頭が下がります。
そして健常者でありながら甘い考えである自分自身に情けなさも感じました。

今一度、今回の福島原発事故とチェリノブイリ原発事故のレベルが同じ7である事、そして常に54基の核と隣り合わせ、命掛けの日本である事を知る必要があると思いました。

(Y,O 産業廃棄物収集会社役員)

肥田先生との対談では、社会に有用であるはずの被爆治療を行うと圧力がかかったという事実。そしていかなる権力にも敢然と立ち向かつた姿には感動しました。肥田先生の様な方が多くおられたなら、今の日本は変わっていたと思います。しかし我々が今からでも変えなければなりません。

その為にも宇城先生が「気づく・気づかせる」で言われておられる様、犠牲の対象となる事が弱者である事に甘んじているという事。
一人ひとりが気づき、まず自分が変わる一人革命をスタートさせる事である。この言葉にある様、社会変革の為の修業・稽古でなければと気づかせていただきました。

(H,F 証券会社所長)

被爆医師 肥田先生と宇城先生の対談と福島の現実の記事を読んで感じたことは、原爆の恐ろしさ放射能による内部被爆の恐ろしさを教えていただきました。そして、それと同じことが福島原発で起こっているということ。でも、国は本当のことを国民みんなに伝えようとはしない、現に最近福島の原発の情報が前ほど流れなくなっていると思います。
国は本当のことを伝えようとはしない・国民も本当のことを知ろうとはしない。こんなに大きなことが日本で起こっているのに、自分も含め他人事のようになっていることを改めて感じました。

その中で『福島で立ち上がろうとしている人』の記事はエネルギーを感じました。中でも野口健さんの言葉で『知ることは、背負う事』に強く感銘を受けました。自分たちも福島で起こったことを知ってしまった、今は何も出来ないが自分たちの国で起こっていることに関心をもって、少しでも良い方向に向かうよう見ていく覚悟が必要なのだと強く思いました。

(T,M 地方公務員)

この対談の内容が長く、そして濃い内容でしたので一度では消化できず何度も読ませていただきました。簡単には言葉にできないのですが肥田先生の文章から、いつも宇城先生がおっしゃるような強い気持ちを感じました。

自分自身、内部被爆の恐ろしさをほとんどわかっていなかったのでショックでした。私のように内部被爆の知識が少ない人が多くいるのかと思うのも恐ろしく感じます。
実際に1〜2年後に被爆の症状が出てからでは遅いので、個人でできることを気をつけていかなくてはなりません。
また、自分だけが気をつけるのではなく、このことを伝えるべく多くの人に『道』を読んで欲しいと思いました。

(A,M パソコン教室勤務)

今回の肥田先生と宇城先生の対談を読み、今まで曖昧だった放射能の恐ろしさが良くわかりました。今すぐに被爆し、症状が出るのでなく、じわじわと何十年かけて少しずつ体がだるくなったり、癌や白血病を発症してしまう事。
内部被爆によって体がだるくなり、病院に行ったとしても、医者も国も病気と認めてくれないかもしれない、周りの人もわかってあげる事ができないかもしれない。そういったことを一生背負っていく可能性があるという事を思うと、とても恐ろしくなりました。

(O,I 通信工事会社勤務)

「福島の現実」を読ませて頂き、政府が公表している事と大きなずれがあり愕然としました。「直ちに健康への被害はありません」は何か変だとは思っていたのですが、やはり何年か経った時に症状が出てくる。その時政府は「直ちに」の言葉で逃げるのだと思います。
そして因果関係が証明出来ないから保障の対象外だと?人間は自分で処理出来ない物を造ってしまいました。これは直ちに封印し、少なくとも日本の原発は早急に廃止すべきだと思いました。
検討や議論の余地はありません。

(H,K 電装会社OB)

東日本大震災から7ヶ月たった今、この『道』を手にして改めて現在の被災地の状態そして原発の怖さを知り、今まで知らなかった事実を知ることで自分の認識の甘さを感じました。長崎、広島の原爆を歴史上の事実と捉え悲しい出来事だったと過去のものとしていました。
しかし現在に至るまで自分も内部被爆を受けながら内部被爆の治療に当たりその事実を訴え戦い続けた肥田先生の姿勢は言葉に表すことの出来ないぐらい感動し、生きるという強い気持ちその生命の尊さに真摯に向き合わなければいけないと思いました。

そして福島の今の状態は行かなければ分からない事実、国はあてに出来ず立ち向かう人たちのあきらめず行動する姿は心を打たれます。
行動を起こす事で物事の奥の深さを知り、立ち向かうエネルギーを出し希望に繋がるのではと思いました。
今回も大変素晴らしい記事をありがとうございました。

(T,Y 土地家屋調査士)

毎回、道を読ませていただく度に勇気をいただいております。 自分がどう生きるべきかのヒントが肥田先生からの対談も然り、他の方々の記事を読んでも、何かしらの気付きがあり前向きな気持ちにさせていただいています。
無理に大きな事をしようと思わずに、まずは今出来ることをコツコツ積み上げ 自分が出来る一人革命を起こしていきたいです

(K,S 消防士)

 

 

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