季刊『道』bP77夏号のテーマは「見えないものを観る力」です。
巻頭対談は歌手で俳優の美輪明宏さんと実践塾塾長・宇城憲治先生です。お二人とも見えない世界にこそ人間の真実があると話されています。美輪氏は「霊」、宇城塾長は「気」と云う世界を通して宇宙の産物である人間の本質を語っておられます。美輪氏は「終戦後、『日本の恥と誇り』を教えていない。これが日本の最大の欠点であり損失です」とおっしゃり、宇城塾長は常々「心ありの生き方」を提唱されています。お二人とも、今の日本が早急に取り戻さなくてならぬものを教えて下さっています。
「科学の光」で照らし出す日本の伝統教育と云う事で、ヒトの教育の会 会長・医学博士・理学博士井口潔氏が、いかに江戸時代の教育が優れたものであったか、また、道徳教育がなぜ大事なのか、科学の光を伝統に当てることで説明して下さっています。
重度障害者の思いを伝えるために「みんな言葉を持っている」と題して、 国学院大学 人間開発学部 柴田保之教授のお話です。 植物状態の人も、心身障害の人も、すべての人に言葉があるとおっしゃっています。
先の美輪氏と宇城塾長の対談、井上潔氏のお話、そして柴田保之教授のお話と目に見えない世界で各氏の実践されている事が繋がります。まさにそこに真実・真理があるのではと、感じます。
また、「被災地の今」では、政府がいかに「心無し」であるかを知る事が出来ます。いつも宇城塾長の云われる「心あり」が如何に大事であるかを実感します。
季刊『道』に登場される方々はみなさん「心ありの生き方」を実践されている方々です。人間の本質、その素晴らしさを皆さんに知っていただき、勇気・希望を持って真っ直ぐに生きる事、それが一人ひとりを幸せにし、日本の将来を明るくする唯一の方法だと確信します。是非、季刊『道』を手にしていただき、お読みいただく事を心よりお勧めいたします。
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