季刊 『道』 No.179 冬号 (2014年1月)

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1月 20日 季刊 『道』 №179 冬号が発刊されました。


季刊『道』№179冬号のテーマは【「ありがとう」の心を伝える】です。

宇城憲治塾長の巻頭対談のお相手は、韓国伝統舞踊 人間国宝継承者・四国八十八カ所霊場第十三番札所「大日寺」住職 金 昴先さんです。
 世界一美しい言葉「ありがとう」を世界遺産に!と云うことで対談されています。

 また、写真家 野村哲也氏土の中に眠る命『全力で“時”を待つ砂漠の花のエネルギーを伝えたい』とのタイトルでお話をされています。

 また、『潜在能力を発掘し、育てる人間教育を』と題してヒトの教育の会会長 医学博士・理学博士 井口 潔氏宇城憲治塾長の対談はこれからの教育の在り方を示されています。

 金 昴先さんは韓国出身の方ですが、金さんから見た日本の素晴らしいところ、また、改善していかなければならないところを気付かせていただき、生活の場を世界のあちこちに移しておられる写真家 野村哲也氏外から見た日本の事を話しておられます。
 井口 潔博士宇城塾長の対談においても「科学においても今までは人間サイドから自然界をみていましたが、これからの科学は自然界側から観察する目を持たなければならないのだと思います。」とお話されています。
 
 私たちは往々にして気付かないうちに自分中心になっているように思われます。他の人の立場から見た自分、海外から見た日本、そして宇宙、地球、大自然から見た人類と外から見つめ直すことで、「生かされている自分」に気付き進むべき方向を見つけることが出来るのではないでしょうか。そしてその気付きにより謙虚に生きることとなり、人間の持つ無限の潜在能力を引き出すスイッチが入るように思います。
 それが宇城塾長の常々いわれる「共存共栄」、「利他の行動」という「宇宙の理」に適う人間本来の生き方に繋がるのだと思います。

 その他にも、
  寄り添う心で【被災地の今】「宮城県南三陸町の今」、そしていつもの素晴らしい連載と、心に響く内容となっています。


季刊『道』は、混迷する現在の日本を希望ある未来に導くための気付き、希望を、幸せに生きる道を見つけるきっかけとなる機関紙です。自分の将来、日本の将来を真剣にお考えの方への指針、ヒントになるのではないでしょうか。

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世界一美しい言葉「ありがとう」の文化を世界遺産に
韓国伝統舞踊人間国宝後継者・「大日寺」住職 金昴先氏とUK実践塾・宇城憲治塾長の対談




※以下に季刊 『道』 179 冬号を読まれた方の感想を掲載致します

 金 昴先住職との対談を読ませて頂きました。安部首相が靖国神社を参拝し、韓国、中国から非難され日韓首脳会談も水の泡になった今、なぜ韓国舞踏の人と対談されるのかと思いました。

 しかし読ませて頂くうちに意味が判りかけて来ました。
住職は八十八か所の遍路の道を世界遺産にする大きな目的を持ってみえる。日本のため世界のためにつくそうとしてみえます。日本を最も理解している方でその根底には「ありがとう」の生活があります。まさに宇城先生の教えが有ります。

 このまま行ったら日韓はダメになると思っていましたが、民間交流のレベルが高いのでその輪を広げて行けばと方向性を示されました。世界が見えているからこういった考えや行動が出来るのだと思います。

 舞踏の稽古も人と同じことをやっていたのではだめで、人より早く起きて稽古をする。まさに稽古の基本を教えて頂きました。ここから心が変わって行くのだと確信しました。

(H.K三重実践塾生 電装会社OB)



 昴先女史との対談では、女史 ご自身は高い見識をもっておられる方ですが反日感情が強いと言われる韓国の方をして世界で一番優しく美しい言葉は日本語の「ありがとう」であり、その言葉のもつ感謝の心は日本にしかないと言わしめた事。

 長い時を経て培ってきた「感謝」の心こそ日本文化の根幹である事をあらためて気付かせていただきました。そして、この感謝の気持ちを日々持つ事が修行につながる事と感じた次第です。

 「被災地の今」では、高校先達が危険をかえりみずお年寄達を助けたり「何かしただろうか、できることをやろう」とまず行動し、金女史の言われた様に「ありがとう」と感謝を伝える大切さを学んだと言っていましたがこの震災で大人より若い彼らがまず行動し感謝する事を学んでいます。

 物事を頭でなく心で行っている事に感銘を受けたと同時に、宇城先生が日頃言われている様多くの教育・指導を受けた大人より彼らの方がはやく、すごいという事を認識いたしました。

 そして『常識を覆す「気」のエネルギー』は驚きでした。「良くて車椅子」といわれていた病状が現在既に「松葉杖」で歩いておられるとの事。宇城先生より細胞先にありきと教えていただいておりましたが、文中にあります様、脳~神経~筋肉の考えが抜けきれませんでしたが今回「気」の絶大なる力と細胞~神経~筋肉~脳が流れなのだと宇城先生のご指導のすごさに驚き、この事にもっと感謝し日々変化する事に努めてまいります。

 毎号、他の書籍では得られぬものがこの「道」にはある事を感謝し拝読させていただきました。

(Y.F 三重実践塾生 証券会社勤務)



 金昴先氏の対談をはじめ野村哲也氏の語りの中で子供の時の体験により自分で感じ、出来るためにはどうするかの工夫を持っておられ、お互いに強い意志を持ち共通した感性を感じました。そしてお二人共、親の教え、伝える家庭環境があった事に家族の愛、出会った人たちへの感謝の気持ちと絆で結ばれている事に感銘を受けます。私も子供たちに正しい姿勢を示せられる大人でなければと痛感しました。

 また宇城先生と井口博士との対談でも10歳までの教育、躾から「自然の理」に従うことが、利他の行動にもなる。まさに金昴先氏、野村哲也氏はそのとおり実践されてお互いに強い信念、覚悟を持ち、常に未来を見据えて行動していることに力強い勇気、希望を頂き人間の素晴らしさ、可能性を伝えていただいたことに大変勉強になりました。

 そして特に金氏の息子さんのスピーチは感動しました。14歳でこういった事が言えるのかと感心するばかりです。

 被災地の今を読み、当時のテレビで見た震災の様子が蘇ってきました。未だに爪痕が多く残っている現状を忘れてはいけません。復興の問題が世間から遠ざかって行くのであればこの国の未来はない気がします。しかし語り部として伝える活動をしている高校生の佐藤美南さんの辛く切ない経験から乗り越えようとする勇気と行動が絆をつくり、心からの感謝の気持ち、大切な言葉を素直に伝えるその活動に復興のエネルギーが湧いてくるようです。こういった子供たちが日本の未来を変える力だと思います。

 今回も多くのことを知り、平和ボケした自分に活をいれて頂いた気分です。 これからも「道」を楽しみにし、周りにも伝え共感したいと思います。 ありがとうございました。

(T.Y 三重実践塾生 土地家屋調査士)




「土の中に眠る生命」全力で”時”を待つ砂漠の花のエネルギーを伝えたい
写真家 野村 哲也氏 




 今季の道は「ありがとう」の心を伝えるというテーマでしたが、常に感謝の気持ちを持つ事の大切さを学ばせていただきました。

 金 昴先氏と宇城塾長の対談で、金氏が四国八十八ヶ所霊場の住職であった夫との国際結婚・夫の急死などのご苦労を乗り越えられ、 ご主人の跡を継がれて住職となられた事や、韓国伝統舞踊の人間国宝後継者に指名されたことなど、並々ならぬ努力をされている事に、『私自身ももっと頑張らなければいけない』と、多くの勇気を与えていただきました。

 また金氏が語られている、日本は「ありがとう」の言葉を何度も繰り返し、感謝の心を表現する文化があり、この文化を世界に発信すれば世界平和が実現する、という内容も印象に残りました。私自身も、お礼の言葉をその後に伝える事を習慣にしていますが、その習慣をより一層大切にして、感謝の気持ちを伝える事を忘れてはならないと思いました。

 「寄り添う心で―被災地の今」でも、感謝の心について触れられていましたが、宇城塾長が常々おっしゃられるように、私達は生かされているという事を忘れることなく、常に謙虚な気持ちを持って、毎日の生活を送らなければならないと強く感じました。私自身も、余裕がなくなるとそのような謙虚さを見失ってしまう事があります。

 今季の道を読ませていただきながら、私自身の至らない部分を反省するとともに、日本のよりよき文化である感謝の気持ちを伝える事を心をこめて発信しなければならないと、強く思いました。

(T.T 三重実践塾生 ケアマネジャー)



 今回の「道」を読んで動くことが今こそ必要であると感じました。

 巻頭対談の金 昴先(キム ミョウソン)氏は、韓国でプロの伝統舞踊家でありながら日本の寺の住職のもとに嫁いで来られ、差別に耐えて結婚と舞踊を両立させて、今や亡き御主人の遺志を継ぎ自身が住職として頑張っておられます。それも日本と韓国の関係を善くするため、さらには四国八十八ヶ所霊場のお遍路を世界に広めて、日本の「ありがとう」の精神を発信する事で世界平和の実現を目指しておられます。

 宇城塾長も常に、個人的な自己満足・見栄・虚栄心を捨て宇宙の理に従って、自然と調和する本来の生き方に戻らねばならないと説かれます。自分がこれまで自分勝手な判断で「こうしたい・しなければ」と意気込んでいたことが、調和とは程遠く欲であったことに気づかされました。 

(T.W 三重実践塾生 神官)



 井口先生の対談で「ヒトは教育によって人間になる。その一番大事な時期が10歳までの教育、躾」大変勉強になりました。

 私にも、4歳の娘がいます。子に対しきちんと私自身が躾をしているかというと、妻にまかしきりになっているのが現状です。対談を読み、それではいけないなと思いました。

 子は親の鏡と昔から言われてきたことが、最新の脳科学の研究でミラーニューロンと明らかになってきていると書いてありました。日常の様々な作法や姿勢は私自身も出来ているとはいえませんが、自宅を仕事上の関係で留守になりがちですが、家に居るときには姿勢を正した姿を子に見せ映していきたいです。 

(K.S 三重実践塾生 消防士)



 金昴先との対談記事を読ませて頂き、人との出会いには、自然界からの導きによる運命的な出会いがあるのだと感じました。また、ご住職のプロポーズが『死ぬまで幸せな私に妻』という言葉がご住職自身の迷いの無い、澄んだ心から出た言葉だから金さんの心を動かしたのだと思いました。 ご住職がお亡くなりになった後、ご住職の意思を継いでお寺に残られ、住職として生きていく、また、小さな息子さんが強い意思を持って、尊敬する父(ご住職)の後を継ぐため留学している。

 自分も父親だが、自分は子供に何か思い(心)を残せるのか考えさせられました。 ご住職の思いが繋がって行くのは、間違っているのか分りませんが、宇城先生に教えていただいた『ミラーニューロン』なのかと思いました。ご住職の人の幸せを思う心が真直ぐで自然に調和した心であったため、息子さんへと心が写っていったのだと思いました。

 また、先生がお弟子さんに『気』による治療においても同じだと感じました。先生のお弟子さんを良くしたいと思い送る『気』と先生の教えを信じ必ず良くなると思うお弟子さんの気持ちがあって、はじめて奇跡が起きるのだと思いました。 今回の『道』で改めて心の大切さを教えていただきました。

(T.M 三重実践塾生 地方公務員)



 今回の金昴先さんと宇城憲治先生の対談を読み、日本人の外国人に対する差別、冷たさ、それを乗り越えてこられた金さんのエネルギーとそれを支えていた亡くなられた住職とお父さん。日本人として恥ずかしさと家族の暖かさを感じました。 また、四国八十八か所を世界遺産にする、住職になるという意志の強さと、父の厳しさは、本当の優しさだと15歳という年齢で感じている事に驚きました。

 今の自分と比べると、いつもダラダラとしていて、自分の強い意志を持って行動する事がなく、もっとしっかりしないといけないと思いました。

(O.I 三重実践塾生 通信工事会社勤務)



 「気づく、気づかせる」での井口 潔氏と宇城憲治先生の対談を読ませていただいて、幼年期の教育がいかに大切かを改めて学びました。これまで幼児にはそれほど怒らず、自由にさせておくのが正しいと思っておりましたが、幼年期に良いこと・悪いことをしっかりと教えることや挨拶などをしっかりとさせることが人間として成長するには重要であるとわかりました。

 また、子供は親の行動を真似るだけでなく、親の心も伝わってしまうということがわかりました。子供が見ているところだけ良い格好をしても隠せないのであって、まず自分が模範になるような人間に成長しなければならないと感じました。子供に対して自分の都合で接していることが多くありますので、横着せずに子供と接しなければならないと思いました。

(A.M 三重実践塾生 パソコン教室勤務)



 巻頭対談、金昴先氏と宇城先生との対談を読んで、金氏はどんな困難にも前向きで明るく、大きな愛情を持っておられ、読み進めてる内に自分も元気になりました。夫である住職が亡くなられた時もその後を継いで自ら住職となって、日本と韓国のかけ橋になり、四国八十八ヶ所を世界遺産にとご尽力されている姿にとても感動しました。

 著書「がまんの先には、いいことが待っている」では、故住職と出合い、生い立ち、踊りへの情熱が綴られおり、金氏の生き様には中心に「心」があり、それがとても大切だと思います。たとえ国と国が対立していても、人と人の間に絆があればきっと乗り越えられると思います。

(N.I 三重実践塾生 電装会社勤務)


 
 

「私たちは銀河のなかに生きている」
銀河浴写真家 佐々木 隆氏




「神宮式年遷宮 日本の心を継ぐ」
写真家 稲田 美織氏



「あふれる真心と愛」
書家 金澤 泰子氏



 

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