季刊 『道』 No.181 夏号 (2014年7月)

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7月 20日 季刊 『道』 №181 夏号が発刊されました。


 2014年7月20日、季刊『道』№181夏号【テーマ:自立ある未来を創る】が どう出版より発刊されました。

 巻頭対談は「トラック野郎」・「仁義なき戦い」各大ヒットシリーズでおなじみの映画俳優・菅原文太氏 VS UK実践塾・宇城憲治塾長で、「ふるさと日本 これでいいのか -目を覚ませ!- 」と熱い対談が展開されています。

 菅原文太氏は2009年より山梨県で農業を始められ、無農薬・有機栽培に取り組まれ、また、福島原発事故後の復興対策あるいは集団的自衛権の行使などにも鋭い眼をむけられ、活動もされていますが、「日本は一度滅びた方がいいかもしれない。そしてそこから立ち上がる人が立ち上がるべき・・・」と厳しい意見を述べられ、宇城塾長とともに日本の将来の為≪仁義ある戦い≫をしていこうと意気投合されています。

 その他にも
*タカラ創業者、ライフマネージメントセンター理事長・佐藤安太氏の「誠実をつらぬき勝っていく」と云うことでのお話

柴田昭雄氏(元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人・アソシア志友館理事長)の「心に火がつけば 人はみな、熱く燃える!」と云うことでのお話。

≪福島の自立を、自然エネルギーから≫と題し、会津電力代表取締役社長/大和川酒造店代表・佐藤彌右衛門氏のお話。

 その他にも
*新連載 写真家・野村哲也氏「地球を歩く」をはじめ好評の連載の数々と号を重ねるに従い充実度を増した内容となっております。

 季刊『道』に登場される方々に共通することは、常々、宇城塾長がおっしゃり実践されている「利他の行動」「共存共栄」など心を根底に置いた愛を持った謙虚な生き方です。今の日本に一番必要で、未来を切り開くエネルギーの本質であると思います。

 是非、季刊『道』手に取りお読みいただきたいと思います。必ず希望と勇気
が沸き、活きる指針となる事を確信しています。



どう出版ホームページ >>






ふるさと日本これでいいのか -目を覚ませ!-
映画俳優・菅原文太氏とUK実践塾・宇城憲治塾長の対談






※以下に季刊 『道』 №181 夏号を読まれた方の感想を掲載致します

 菅原文太氏との対談を読ませて頂きました。今回も盛り沢山の内容で原発、教育(学校教育、家庭教育)、子供の環境等読み応えがありこれからの日本は大丈夫なのかと思いました。大丈夫ではないと感じました。

 仮設住宅の人は三年もそのまま、除染は進まず使用済みの核燃料プルトニュウムは最終処分場が決まらない。復興増税を徴収しながらそのお金の使い道はいつの間にか全く対象外の所に使われている。TBSの「時事放談」浜矩子さんの言葉「あなたがたの知性、誠意はどこへ行ったのか。あなたがたはそれでも人間なのか」自民党の議員はグーの根も出なかったと思います。

 今の政治、社会は理屈へ理屈で動いている気がします。原発をやめれば失業者が出て国民が困る。電気料金が上がって家計を圧迫する。経済が鈍化していく等々、だから原発が必要と。集団的自衛権もそのたぐいで目先の事に終始していると思います。もっと後で困るのは私達の子、孫、子子孫孫の人々です。

 私達が多少不自由してでも安全な日本を残して行く必要があります。その位のこと政治家なら判れと言いたいです。関電から2,000万円貰った歴代の総理大臣、私利私欲もいい加減にして欲しい。政治家はあてにならない。

 会津電力の佐藤彌右衛門社長のように一人一人が出来る事をやって行くしかない。そして個々に自立することが日本を良くすることに繫がり、私は宇城先生の教えを周りの人に伝えて行く事で一人一人の意識を変えて行きたいと思います。


(H.K三重実践塾生 電装会社OB)



 今号では宇城先生と菅原文太氏との対談もさる事ながら、元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人・柴田氏と「被災地の今」・会津電力の佐藤氏に特に感銘いたしました。

 柴田氏の対談では、この会社再生の姿こそ日本以外ではけっしてありえないと強い感じました。氏の「働き方が生き方」という宇城先生が常々言っておられる事と同じ信念て゛、赤字続きの会社を従業員と一丸となって再生して行く姿には心打たれました。

 対談内容でも宇城先生の言っておられる事を正に実践されておられますが「一人では何もできないが一人が始めないと何もできない」は一人革命そのものです。人を物の様に扱う「グローバルスタンダード」と言われる経営ではけっしてありえぬ我が国ならではの会社再生の姿をみせていただきました。

 「被災地の今」では、震災後この三年以上の年月何も動かぬ政府にもはや頼むに足らずと自ら立ち上がった会津電力の佐藤氏の話。会社の名を福島とせず会津とした事に深い意味があり、明治時代、時の新政府に疎外されながらも強く生き続けた会津魂は脈々と流れていると強く感じました。

 これまでの政府が行ってきたエネルギー・農業政策に「否」を唱えエネルギーのみにとどまらずその考えは農業・食糧にまでこの会津電力の発展は日本に一大変革をもたらすでしょう。そして、支援を待つのではなく自らが行動し立ち上がる事を復興ではなく創造だと言われた事に感銘いたしました。

 毎回感じる事ではありますが『道』で対談される方々は皆様共通の理念を持っておられると感じた次第です。


(Y.F 三重実践塾生 証券会社勤務)



 日本は落ちるところまで落ちて、そこから立ち上がるしかない。と菅原文太氏ならではの強烈な言葉に今の日本の危惧を痛烈に感じます。しかし菅原氏の語るこの状況を見据えながら、自然と向き合い戯れた子供時代やその頃の先生の豊かな教育の情景が今の教育の在り方や本来日本人の持っている力を取り戻すべく発信されていることに勇気づけられます

 タカラ創業者佐藤安太氏の誠実、独創、競争に勝つ、の生き様は自分自身を見つめまじめに正面から他人や社会に向き合ってこそ、己が成長し、人や会社が成長していく過程やアソシア志友館理事長柴田秋雄氏のお互いを思いやり「共に生きていく」など自分の原点をしっかり捉えてこそ他人はついていき、人生の生きがい、意味を感じます。

 他の方々のお話も含め皆元々日本人の持っている特有な気質であり、誰もが当たり前のことと思っている思いやりや、他人には親切に、迷惑をかけてはいけないなどしょっちゅう聞かされた話ですが、いつの間にか頭だけで考えているだけだと思います。

 菅原文太氏をはじめ佐藤安太氏や柴田秋雄氏また佐藤彌右衛門氏など共通されている事は何かを与えられるのを待つことなく動いて実践し行動から独自の発想を持ち、自己の利を得るためでなく他人のために惜しみなく行動していることに感銘を受けます。そして弛まない努力と強い情熱が心に響き伝わります。社会に流されることなく本当の自立された方々であり、自分も見習うべく大変勉強になりました。


(T.Y 三重実践塾生 土地家屋調査士)



 宇城塾長と菅原 文太 氏の記事を読ませていただき、今の日本は経済優先になりすぎてしまっている事や、「公」より「我」が強くなりすぎてしまっている事を改めて感じました。

 経済を優先するあまり目の前の事ばかりにとらわれ、その先の事をまったく考えていない、もしくは考えられない…。今の日本の政治のあり方や情勢、またこれらの問題に気が付かない、もしくは無関心な国民が増えている事が、この事を如実に示していると思います。

 私も、創心館空手を学ぶ前までは、今の日本の様々な問題をそれ程重大に捉えらず、またその事に気付くことすらできていませんでした。しかし、創心館空手を学ぶようになってからは、私なりにではありますが、徐々に事の重大さを感じるようになり、「今の日本は何処かおかしい」と強く感じるようになりました。

 例えば最近では、女子高校生が同級生を殺害したり、通信教育会社の情報漏えい問題などの事件が発生しましたが、結局は自分の事しか考えられない人が増えているのだと思います。
私も子を持つ親として日本の将来を非常に案じるとともに、「日本はこのままではいけない」と、日々感じずにはいられません。

 菅原氏が言われるように、「日本は一度落ちるところまで落ちたほうのがいいのだろうか」とも思う気持ちもありますが、そうならないようにまず私たちが率先して行動をし、今の日本の様々な問題やあり方に疑問を示していかなければならないと思います。

 そして私たちはその行動を行う際、「我」ではなく「公」の気持を忘れることなく、事に当たらなければならないと強く感じました。

 私自身も「公」の気持を忘れずに、行動する事を心掛けていきたいと思います。


(T.T 三重実践塾生 ケアマネジャー)



 今回の菅原文太さんと宇城先生の対談を読み、福島原発の問題や、教育の問題等、日本が今危険な状態になっているという事がよくわかりました。

 自分はそういった事を知らずに生活してきた事、考えようとしなかった事を恥ずかしく思います。
ニュースやラジオ等で報道されていなかったからでなく、知ろうとせず、目を背けて生きてきたのだと思います。

 今の現実を知り、自分が何をしなければいけないのかを考え行動していかないと、今の沈みかけている日本に巻き込まれて、自分を見失ってしまう様な危険性を感じました。


(O.I 三重実践塾生 食品会社勤務)



≪映画俳優 菅原文太氏との巻頭対談を読んで≫

 東日本大震災から3年が経って私達の中から復興への関心が急速に無くなっていることを感じます。ワールドカップ、オリンピックの異常な盛り上がりは現実から目を逸らしたい心の表れかもしれません。

 日本全体が悪循環が悪循環を呼ぶ「負のスパイラル」に陥っている現状に警告をならし、それを断ち切るべく行動を起こしている、菅原文太氏や宇城先生のような方々を私達が出来る範囲でサポートし、そして自らも行動を起こすことが必要だと思います。またその大切な時期にきているのだと思います。


(N.I 三重実践塾生 電装会社勤務)





心に火がつけば人はみな、熱く燃える!
元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人/アソシア志友館 理事長 柴田秋雄氏



 心に火がつけば人はみな熱く燃える!元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人 柴田秋雄氏の記事を読ませていただきました。

 柴田さんが赤字ホテルの役員になって、第一にしたことは従業員みんなでホテルの理念「人に優しくする」「人として相手の幸せを願い喜んでもらうために心を込める」つくり上げる。従業員は自分で理念を実現するために、どうすればいいか考え行動をする。その行動でお客様から『ありがとう』と感謝の言葉をかけられ、喜んでもらえたことにより、もっと相手の幸せを考え行動をする。

 このホテルは人で言う『統一体』と同じ状態になっていると思いました。理念が人で言う『心』で、従業員が理念に沿って自分たちで行動をすることは、体(細胞)が心により行動している状態だと思います。会社も統一体になれば勢いが出て前に進んで行くと感じました。

 今、自分の職場も元気が無くなってきている感じがしますが、柴田さんの『一人では何もできないが、一人が始めないと何もできない』と言う言葉を自分の合言葉とし、実践していきたいと思います。


(T.M 三重実践塾生 地方公務員)



 元ホテルアソシア名古屋ターミナル総支配人 柴田秋雄氏の記事を読ませていただきました。

 柴田氏の記事を読ませていただいて、これまでの自分自身の仕事への取り組み方を改める気持ちにさせていただきました。柴田氏の仕事に対する理念として「人に優しくする」「人として相手の幸せを願い喜んでもらうために心を込める」を大切にしているとのことでした。一方、私は自分の都合を考えてお客様に対応してしまう場面が多々あることを反省させられました。

 以前集中豪雨があった時、帰宅難民のためにホテルのロビーを解放したというお話がありましたが、それは困っている人を見逃せないという従業員の声からの行動であったようです。損得を考えず、人のためにという気持ちで仕事をされているのがよく伝わってまいりました。

 私も常にお客様の予想を越えるように仕事をしなくてはならないと思いました。また、頭でああしようこうしようと考えがちになりますので、小さなことでもまず行動することが大切であると教えていただきました。


(A.M 三重実践塾生 パソコン教室勤務)





「被災地の今」 福島の自立を、自然エネルギーから
会津電力代表取締役社長/大和川酒造店代表 佐藤 彌右衛門氏



 連載記事「寄り添う心で 被災地の今」の今回の記事は原発事故のあった福島で、原発に頼らない地域独自の電力会社「会津電力株式会社」を立ち上げたという記事です。

 福島の人々は原発事故から3年間、国が何とかしてくれるのを指をくわえてただ待っているだけだったが、国に、人に頼らない生き方をしなければいけないと思い立ち、エネルギー問題に真正面から立ち向かっていこうとするこうした方々の力強い生き方に学ばなければいけないと思いました。

  「国任せにしない」このことは、なにも被災地だけの問題では無く、日々を安穏と暮らしている自分こそ真剣に考えなければならない課題であると思いました。集団的自衛権・食糧問題・貧困・教育そのほか問題は山積みであるのに、未だに他人ごとのようにボーっとして動くことが出来ないのは、これまで政府のお役人まかせでやってきたツケであると思いました。
 
 文中で「再生復興とよく言いわれるが、復興ではなく常に創造なんだ」という言葉が心に残りました。


(T.W 三重実践塾生 神官)





「誠実をつらぬき勝っていく」
タカラ創業者/ライフマネージメントセンター理事長 佐藤 安太氏







「あふれる真心と愛」
書家 金澤 泰子氏




 



-新連載-

「地球を歩く」
写真家 野村 哲也氏



 

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