季刊 『道』 No.187 冬号 (2016年1月)

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1月 20日 季刊 『道』 №187 冬号が発刊されました。


 平成28年1月20日、季刊『道』№187冬号が発刊されました。
今号のテーマは「ぶれない心と真実を見る力」です。

*巻頭対談は≪真実を見る力・伝える力が人を動かし世の中を変えていく≫と云うことで、作家・山元加津子さん VS UK実践塾代表・宇城憲治塾長の対談です。

*ロングインタビューでは
 ≪ゆるがない自信とやさしい笑顔をつくるもの≫ 
  写真家・関 健作さん

 ≪元気な体と心をこどもたちへ ヒトとして当たり前に生きる≫
  小児科医・真弓定夫さん

*そして≪連載≫と、どの記事をとっても、私たちが気付き変わっていく道しるべとなっております。

「季刊『道』の目指すところ」目次、見開きより
 多種多様な情報があふれかえる現代。
 私たちがやるべきことは、その中から真実が何かを見極め、それにのっとった発信と行動を、一人ひとりが勇気をもって実践することではないでしょうか。
   
 今の時代を少しでも幸せの方向へ向かわせることができるのは、政治でも組織でもなく、真実を見極める目であり、ぶれない心をもつ個人個人の力なのだと思います。

 そんな人間育成の指針となるエネルギーを『道』は発信していきます。


 「なんの飾りも無く、真実をありのままに伝える素晴らしい季刊誌です。一人でも多くの方に手にとっていただきたい、心からそう願います。」


以下に、読まれた方の感想も随時、掲載致します。



どう出版ホームページ >>






真実を見る力・伝える力が人を動かし世の中を変えていく
作家 山元加津子氏とUK実践塾・宇城憲治塾長の対談







ゆるがない自信とやさしい笑顔をつくるもの -ブータンに学んだ“幸せ”-
写真家 関 健作氏





※以下に季刊 『道』 №187 冬号を読まれた方の感想を掲載致します

 



 『ブータンでは日頃過ごす中で人のために何かしてくれる人が本当に多い。』
『「足りない、足りない」ではなくて、「持っていることに気づこうよ」という精神だと思うんです。』

 関 健作氏の記事を読ませていただき、上記の文章が強く印象に残りました。まるで私たちを含む今の日本人に欠けているものを、この記事が教えてくれているように感じました。
経済的な豊かさは確かにないのかも分かりませんが、利他の精神、人の幸せを願える人を育てるという、謙虚さを育むブータンの教育方針は、明らかに今の日本に欠けているものであると強く感じます。以前、職場での研修で、「日本は先進国型貧困である」との話を聞いた事があります。例えば学歴が生活や賃金に影響を与えるだけでなく、その次の世代にも影響を与えるという状況が統計で示されています。富裕層と貧困層の2極化が問題としてよく言われていますが、今の日本の仕組みになじまない人は排除されてしまう状況があります。
記事にも記載されていた、環境汚染や精神疾患、自殺者の問題、過労死など、また最近の新聞紙上を賑わせている幼児虐待などの思いやりのない事件…。結局は経済優先・競争主義、「我」を生じさせやすい今の日本の環境に問題があると思えてなりません。人間としての本来あるべき姿は、今回の関 健作 氏の記事に書かれていた内容に大きなヒントがあると思います。

 小児科医・真弓定夫先生の記事も読ませていただき、共通して思えるのは、今の日本は経済優先に走り過ぎて、本当に個々人の事などは何も考えられていないという事が改めてよく理解できました。しかしこのような状況の中においても、悲観するだけでなく強く生きていかなければなりません。

 私自身が本物を見抜く力を少しでも身に付けると共に、子を持つ親として、次世代を担う子供たちに本当に正しい事が何であるかを伝える事ができるようになることが責務であると強く感じました。

(T.T 三重実践塾生 社会福祉士)



 季刊 道 No.187号の山元加津子氏と宇城先生の対談を拝読させて頂きました。可能性、希望、未来で、今最も目を向けなくてはならないのが、無形の目に見えない事であると感じました。勉強不足である私たちが、今の医学、科学に頼りきり、おんぶに抱っこ状態で、いつの間にか自分で突き詰める事を忘れているからではないかと思いました。

 近年、創造力、イメージのできない人が増えていると聞きます。それは何処でも知識を得る事のできる便利な世の中になり、簡易的に答えがいつでも閲覧できる事もその理由かと考えます。しかし、無形の物は古来より無形財産として使われ、大切にされてきました。その財産が、人に大きな希望と可能性を見出せると今回の道で改めて確信しました。

(Y.O 三重実践塾生 産廃会社役員)



 山元加津子氏との対談を読ませて頂きました。山元氏はやはり「心」の大切さを説かれています。
一生植物状態で四肢麻痺とお医者さんに言われた人、お医者さんの診断は医学上間違っていないとの事だが、もっと未知の世界があり回復の方法があると思ってみえます。
人は本当に宇宙の根幹につながると回復する事が出来る。実際脳幹しかない見えない聞こえない子が、山元氏が近づくと手足をバタバタさせて身体を動かす。「可愛い」と言葉に出すことで又いとおしい気持ちで身体を突っつくことで脳幹を刺激し細胞が反応する。
「心の目と耳を澄ませれば皆誰だってそれが出来るはずと障害を持った子が教えてくれている」まさに宇城先生が言われている「人は大宇宙に生かされている。自分の内なる宇宙に目覚め未知の潜在能力が開発される」ことに繫がっています。

心の持ち方で身体が変化し、人生が変化して行きます。

(H.K 三重実践塾生 電装会社OB)



 今回の「道」では、対談された事がある山元加津子氏の事故や障害で、植物状態の方々と数十年もの間ひたむきに地道に接してこられ以前に記載された脳がない女の子の例の様に、現代科学・医学では考えられない事を体験され、この数十年人知れず宇城先生の言っておられる細胞ありきを実践、又信念を持って続けられた事は敬服せざるをえません。脳は身体の司令塔ではなく細胞の一部なのだとあらためて気付かせていただいた対談でした。

 関健作氏の対談で写真に写っているブータンの人々の笑顔は何と美しいのかと感じました。この人を信じ疑わぬ心が表にあらわれています。近隣諸国を含め世界では見られぬ表情で我が日本人が友とすべき民族と出合えたと感じ、同時に、国の発展とは経済発展・賃金上昇という世界の常識にとらわれず、この様な国情に導いた指導者のレベルの高さに感銘を受けました。

 そして今号で最も感銘を受けたのは、真弓定夫氏との対談でした。この様な内容の対談はマスコミが取り上げる事はありません。敗戦後、アメリカは教育勅語や武道禁止等の思想統制と教育変革・飛行機等の兵器開発の禁止等、数々の規制を課し、真弓氏の言われる様日本文化の根絶やしを実行してきました。アメリカの意向に逆らう者は、失脚してしまう、断言して言える事は日本はいまだ独立していないという実状です。よくぞ真弓氏の対談を取り上げていただいたと感謝いたしました。数号前より日本が今おかれている生活環境・食生活について問題を提起していただいていますが、漠然と身体にいいからや安いからいいとは本当はどうなのか、日本と自分自身の考えを新たにいたしました。

(Y.F 三重実践塾生 証券会社勤務 )



 今回の山元加津子さんと宇城先生の対談を読み、愛情という目に見えないものが人を変化することや、時間になったら1秒も違わず当ててお弁当を食べ始めるなどいくつかの常識では考えられないようなことが起こっている事に人間の持っている力の不思議さと可能性を感じました。
 自分の今までの人生の中の常識を捨て、山元さんのおっしゃる心の目と耳を澄ませることができれば、生き方も人生も変わると思いました。

(O.I 三重実践塾生 食品会社勤務)



 <『道』巻頭対談 山元加津子さんと宇城憲治先生の対談を読んで>

 山元加津子さんがブータンに行ったときの話がありました。ブータンの学校の子供に「いじめはありますか」と聞いたところ、「どうしてそういうことをするの?そういうことをしたら自分を好きになれないでしょう?」と言われたそうです。こんな簡単で当たり前で大正解な答えを、自分は見失っていたなと思いました。自分の心に正直に、美しく清々しくありたいと願う気持ちは誰しもあるはずです。忘れているなら取り戻せばよい。取り戻さなければならない。そのためには自分自身が、子供たちに自信をもって見せられる生き方をするということだと思いました。

(T.W 三重実践塾生 神官)



 写真家・関 健作氏の記事を読ませていただいて、ブータンの方々は自分自身に幸せの基準を持っており、当然の考え方として他人の幸せを願っているのだと知りました。私は未だに他の人と比べて自分が幸せか不幸せかを判断していることがわかり、自分自身は既に十分幸せであると気付かせていただきました。

 小児科医の真弓定夫氏の記事からは自分のこれまでの食事に対する考え方を変えさせていただきました。言われてみれば当然なことですが、これまで長い間米を食べていた日本人がパンなどを主食にするのは違和感を感じます。昔からの日本の食事に戻るように心掛けます。いろいろな書籍を読んで勉強させていただきます。

(A.M 三重実践塾生 パソコン教室勤務)





元気な体と心を子供たちへ ヒトとして当たり前に生きる
小児科医 真弓定夫氏






 小児科医真弓定夫先生の記事を読ませていただきました。戦後、アメリカは日本人を魂の抜けた国民にするため、日本の伝統文化、衣食住の全部を欧米化ということで日本人に合わないものに変えてしまった。それにより日本人は弱くなっていった。このことに気が付いて声をあげた人はいるが、広く世間には知らされることはなく、欧米化が良いようにマスコミ等に伝えられ、それが常識と現在もなっている。今回先生の記事で初めて知りましたが、自分はどのように行動するのかが課題であると思いました。
自分も朝食等がパンなどの日が多くありますが、全部を和食に切り替えるには、家族に理解を得ることが必要です。現在、洋食が一般になっている状態で、理解をさせるのは本当に難しいことだと思います。

 最近、私は孫が誕生しました。この子が元気な体と心で育っていくために、自分が今出来ることは『伝えること』だと思います。後悔しないよう、伝えて行きます。

(T.M 三重実践塾生 地方公務員)



 小児科医 真弓定夫さんの「ヒトとして当たり前に生きる」を読んで、何が当たり前であるか判断していく大切さを気付かせてもらいました。私自身も子供が病気になると、心配でつい薬に頼ってしまいがちになってしまいます。熱や鼻水、咳を治すのは薬ではなく、子供自身であり、親の務めは元気な姿を見せ、気を送り続けることが大事であると学ばせてもらいました。

 それから、大人でも大事なことは「入れたら出すこと」これをしていれば病気にはならないというのは、口に入れるものに限ったものでなく、空手や仕事に関しても通じると思います。学んだことを実践する、学んだこと他者に伝えるということは体にいいことであると感じました。


(K.S 三重実践塾生 消防士)




 元気な体と心を子供たちへのテーマとして語られた小児科医真弓定夫氏の医療費の問題や食の問題に鋭く切り込んだ記事に驚きました。戦後より教育を受け、教育の一環である給食に牛乳やパンは栄養があると教えられ好んで食していた記憶があります。それが洗脳による支配されていた事実、国民が自ずと洗脳により我を見失い、勉強不足の結果今の日本の在り方につけが回ってきたかの様です。牛乳やパンなどの外来の食が日本人に合わない事実を知りましたが、気づいた今から見直し勉強しなくてはと思います。真弓先生のぶれない心がこれからの日本、子供たちへの提唱していることを受け止め、今の日本人の本来の人としての生き方の原点に戻すことが、これからの子供たちの未来を守ることになるのではと思います。

 山元加津子氏の真っ直ぐな心、人を悪く言わない信じる気持ちが大きなエネルギーとなり人を動かすものだと、心と心の繋がりが真実を素直に見、人間の潜在能力は心から来るものかと感じました。養護学校の大ちゃんの書いた詩に心打たれました。この感性はどこから来るのか、子供の感性は真理をついている、我々大人に教えてくれている凄い力を持っていると思いました。

 ブータンの国からも人の幸せを願う心、学ぶべきものが沢山ありました。本来の人としての心が見えてきます。私自身ももっと勉強し次世代へその心を伝えられるよう想いが募ります。この「道」には我々は何をすべきかを導いてくれる道程になる存在です。

(T.Y 三重実践塾生 土地家屋調査士)

以下に連載の紹介が続きます








「あふれる真心と愛」
書家 金澤 泰子氏




「ありのままの私たち」
作家 山元 加津子氏








「地球を歩く」
写真家 野村 哲也氏




「私たちは銀河のなかに生きている」
銀河浴写真家 佐々木 隆氏


 

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