季刊 『どう』 No.194 秋号 (2017年10月)

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10月 23日 季刊 『どう』 №194 秋号が発刊されました。


 季刊「どう」№194秋号が発刊されました。
秋号のテーマは《愛ある自立が未来を切り開く》です。

 世界が、その中でも日本が日ごとにおかしくなってきているように感じます。
それは人間がますます自己中心となり「生かされている存在」にもかかわらず自分の力だけで「生きている」と勘違いしたところから始まっているように思います。
 人体も60兆個の細胞が調和して成り立っている事実を忘れ、頭脳(意識)も身体の一部であるはずなのですが、いつの間にか頭脳優先、言い換えれば「欲」主導で生きることから人間の劣化がスタートしたのだと思います。
 また、人間も自然の一部、宇宙の一部、すべてと調和してこそ本来の人間としての生き方が全うできるのではないかと思います。
 
≪調和=愛≫、幸せに向かう生き方、本来の生き方の指針となる季刊「どう」です。是非ご一読を‼



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湧き上がる愛のエネルギー 翔子が見せる、人間本来のエネルギー
書家 金澤 泰子氏とUK実践塾・宇城憲治塾長の対談








※以下に季刊 『どう』 №194 秋号を読まれた方の感想を掲載致します

 



 宇城塾長と金澤 泰子 氏の対談では、ダウン症の書家として活躍する翔子さんの事を中心に語られていましたが、宇城塾長も語られていたように、翔子さんの活躍は障がい者だけでなく、多くの人への希望になっているのではないかと私も感じました。また親として、翔子さんをここまで立派に育てられた泰子氏に対しても、尊敬の念を抱きました。

私は、昔ほどではないのかも分かりませんが、日本では障がい者に対する偏見は未だに残っているのではないか、と感じる事があります。しかし、そのように言いながら、もし我が子に障がいがあったとすれば、私も素直にその事を受け止められず、きっと悩み、苦悩してしまうのではないか、とも容易に想像できます。金澤 泰子 氏も対談の中で語られていましたが、日本の社会があまりにも生産性や効率の重視により、障がい者は弱者と見なされ排除されしまい、非常に生き辛くなっているのだと思います。また矛盾を感じながらも何もできず、そのような社会の仕組みや考え方に染まってしまう私自身の弱さも感じてしまいました。

しかし、その社会の偏見や経済優先の考え方に流される事なく、障がいを持ちながらも書家として立派に活躍される翔子さんを育て上げた金澤 泰子 氏には驚愕するとともに、障がいがあっても、人はその教育や環境により、大きく左右されるという事を、私は今号の対談で学ばせていただきました。


(T.T 三重実践塾生 社会福祉士)



 金澤泰子氏との対談では、宇城先生が言われたダウン症の翔子さんの直心の生き方。欲のない生まれながらの心を持ち続けている凄さ。動けなかった三歳の子供を歩かせ、足が痛いお年寄りの痛みを取り、翔子さんの住む町の警察官をして「翔子さんが来て町が明るくなった」と言う事。人間が本来持っいる力をいかになくしてしまっいるのか痛感いたしました。そしてその本来持っていた力を取り戻す為自分自身がどれだけの努力をさなけばいけないのか、深く考えました。

 「麦っ子畑保育園園長」大島貴美子氏との対談では、以前より牛乳は体によくないと『道』での対談で取り上げられていましたが、「他の動物の血液をお子さんに飲ませますか」との言葉は強烈でした。そして政府の公表・発表に惑わされず自分自身の考えを信じ、行動した事は見事です。次代の為にもマスコミ・コマーシャルに惑わされる事なく多くの事を自身や回りのネットワークで調べ否かどうか判断していかなければいけないと感じた次第です。


(Y.F 三重実践塾生 証券会社勤務 )



 金澤翔子さんの風神雷神の書を見て衝撃的でした。俵屋宗達の風神雷神図が字だけでこれだけ見事に表現されるものかと思いました。翔子さんの書は三つくらい先をとり、かすれ具合を調整しているというものでした。泰子さんの愛情が、翔子さんの才能を開花させたのだと思いました。

菅谷昭さんの43歳で人生を方向転換する決断を行う原動力にあったのは、親や師の存在が大きいというものでした。師を持つことの大切さを改めて感じ、又は「子は親を選べない」ということを肝に銘じ、子を持つ親として生き方をちゃんと示していかないといけないなと思いました。


(K.S 三重実践塾生 消防士)



 書家金澤泰子さんとの対談を読ませて頂きました。
「孤立した人は、技は身につかない」対立は孤立を招き、逆に孤立は対立を招く。うまく書こうとすると紙と対立するからうまく書けない。宇城空手の極意であり、人が生きるための極意であると思いました。

最近、人と対立する事が多く何事もうまく行きません。何か言われるとムカッとして顔の表情に出てしまい、反対の事を言いたくなります。自分の思うようにならないと、気持ちが萎えて落ち込んでしまいます。素直に相手の言っている事が聞けず、耳を閉ざし、心を閉ざしてしまいます。当然相手も不快になり会話にならず空気が悪くなります。そして孤立が生まれるのだと思いました。

「これからは心の時代」と宇城先生は言われました。自分が心を開く(本心を言う)ことで相手も心を開いてくれます。自分を素直に出すことで対立が無くなると感じました。翔子ちゃんが暮らすようになってから町が明るくなった。と言われました。無意識に近所の人と調和しており町の核になってみえます。

「孤立は対立」心を開くと孤立は無くなる。戒めにして行きます。


(H.K 三重実践塾生 電装会社OB)





やがて社会を変える力に 自然の中でのびのび育つ子供たち
麦っ子畑保育園園長 大島 貴美子氏




 麦っ子畑保育園園長 大島貴美子さんの記事を読ませて頂きました。
記事の中に『世界では空から爆弾が降ってきても子供の命は生まれるし、飢餓で死んでいく子がいても子供は生まれるし、生まれてきたその命はどんな子でもかけがえのない命だ、と。どこで生まれようが、どういう形で生まれようが、それこそ障がいをもって生まれようが、かけがえのない命なので、その命を自分で一生懸命生きる。それが人間の生き方だと言われました。』この文書のように自分は命を一生懸命生きているのかと考えられました。

自分は社会人で世の中のルールに従って仕事をして一生懸命生きていると思っていましたが、命に対して本当に一生懸命生きているのか考えさせられました。社会のルールを守り真面目に生きているので良しと思っていましたが、もっと今自分が存在している奇跡に対して真剣に生きることを考えていきたいと思いました。


(T.M 三重実践塾生 地方公務員)





「地球を歩く」
写真家 野村 哲也氏




 「地球を歩く」 野村哲也さんの記事を読みました。自然に向き合って写真を撮られる方です。動物、大いなる自然が映し出された写真は、私の心を清浄にさせてくれます。そこには、嘘、偽りもなく、あるがままの自然の姿があるからだと思います。野村さんの美意識も私心を交えずに真っ直ぐに自然へ向かっているように感じます。そのために、見る側も心が澄んでくるような気がしました。


(Y.S 三重実践塾生 彫刻家)





以下にロングインタビュー・連載の紹介が続きます







ロングインタビュー

「納得して生きているか 自らに問い、行動する」
松本市長・医師 菅谷 昭氏



「ありのままの私たち」
作家 山元 加津子氏



「何があっても大丈夫 人間の可能性を見つめて」
金澤 泰子氏 ・ 山元 加津子氏



「私たちは銀河のなかに生きている」
銀河浴写真家 佐々木 隆氏



「ミツバチが教えてくれること」
一般社団法人ハニーファーム 舟橋 康貴氏



 

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